【レベル別】暗号資産の運用方法【7選】
暗号資産の運用を始めたいけど、やり方がわからない。
暗号資産運用に必要な知識を教えてほしい。
自分に合った運用スタイルを見つけたい。
こんなお悩みを解決します。
つい数年前までは、暗号資産で稼ぐと言えば、「ビットコインを安く買って、高く売る」というシンプルなものでした。
でも今では、暗号資産銘柄は 180万種類を超え、運用バリュエーションも増えています。
あなたも暗号資産での運用に興味はあるものの、「まず何をどうすればいいのかわからない」と悩んでいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、数種類の運用方法を実践している私が
(リスト)
について、実体験や図解を交えながら、初心者の方にもわかりやすく解説します。
本記事にて、それぞれの運用方法のメリット・デメリットを理解し、失敗せずに賢く資産を増やすコツを身につけましょう。
今すぐ暗号資産の運用方法を知りたい人はこちら。
>>>
2017年から暗号資産投資を始める。
順調に資産を増やしつつも、2018年にコインチェック NEM 流出事件で被害を受ける。
一時、暗号資産業界から離れるも、2021年に暗号資産が稼げるゲーム「GameFi」の登場をきっかけに暗号資産投資を再スタート。
2023年にステーキングで約300万円稼ぐ。(利確済み)
ブログやTwitterでは暗号資産やNFTゲームの情報を発信しています。
暗号資産運用を始める前に絶対に押さえておきたい3つのポイント
ここでは、大前提として押さえておきたい基本知識を3つ紹介します。これを知らないと「気づかないうちに、割高な取引をしていた」なんてことになる可能性も。損を防ぐためにも、3つのポイントをしっかり押さえましょう!
(1)手数料の種類
暗号資産を取引するときに、たびたび発生する「手数料」。
手数料にはいくつか種類があります。
- 売買手数料:売買するときに発生する手数料。
- 入金手数料:銀行から取引所に日本円を入金するときに発生する手数料。
- 出金手数料:取引所から銀行に日本円を出金するときに発生する手数料。
- 送金手数料:取引所から他の取引所やウォレットに暗号資産を送金するときに発生する手数料。
で、「いくら手数料がかかるのか?」については取引所によって違います。
名称 | bitbank | SBI VC Trade | GMOコイン | BitTrade | Coincheck |
売買手数料 | メイカー: -0.02% テイカー: 0.12% ※一部銘柄を除く | メイカー: -0.01% テイカー: 0.05% | メイカー: -0.01% テイカー: 0.05% | メイカー: 無料 テイカー: 無料 | BTC手数料無料 |
入金手数料 | 銀行で指定された金額 | 無料 | 【銀行振込の場合】 各銀行で指定された金額 【クイック入金の場合】 無料 | 【銀行振込の場合】 各銀行で指定された金額 【ペイジー以外のクイック入金の場合】 無料 | 【銀行振込の場合】 各銀行で指定された金額 【コンビニ入金の場合】 3万円未満:770円 3万円~30万円:1018円 |
出金手数料 | 550円(3万円未満) 770円(3万円以上) | 無料 | 無料 | 330円 | 407円 |
送金手数料 | 0.0006BTC | 無料 | 無料 | 0.0005BTC | 0.0005 BTC |
取扱い銘柄数 | BTC、ETHなど30銘柄 | BTC、ETHなど7銘柄 | BTC、ETHなど26銘柄 | BTC、ETHなど27銘柄 | BTC、PLTなど27種類 |
取引所ごとに強み・弱みがあります。
例えば、
「積極的に売買をするなら、売買手数料が一番安いbitbank だよね!」
「取扱い銘柄が多くて、こまめに日本円に換金するならGMOコイン!」
みたいな感じです。
(2)「販売所」と「取引所」の違い
暗号資産を売買する方法には、基本的に「販売所」「取引所」の2バターンがあります。
- 販売所:ユーザーと運営会社で売買取引をする。売買方法はカンタンだけど割高。
- 取引所:ユーザー間で売買取引をする。売買方法は少し難しいが、販売所よりおトクに売買できる。
まず、販売所は「お店で暗号資産を買う」というイメージです。
売買方法がとてもカンタンですが、取引所に比べて割高というデメリットがあります。
一方、取引所は「買いたいユーザー」と「売りたいユーザー」が、それぞれ希望を注文票に記入して売買が成立するしくみです。
手続きはちょっと難しいですが、販売所に比べて割安で取引できるメリットがあります。
実際に価格にどれくらい差が出るの?
実際の価格差がこちらです。(コインチェックの画像です)
個人的には、取引所での購入がおすすめです。購入手順に慎重さが求められますが、そこまで難しくはないです。
私は最初「販売所」を使っていたけど、慣れてきたら「取引所」を使うようになったよ。
(3)銘柄の選び方(初心者向け)
暗号資産は、ビットコインとその他の暗号資産(アルトコイン)に分けられます。
ピットコインは言わずと知れた暗号資産の王様。
ほぼ全ての取引所で扱われていて、利便性も高く、その他の暗号資産に比べ、価格は安定している傾向があります。
一方、アルトコインは180万種類以上存在します。
正直ピンキリです。ビットコインと同じく、価値の安定しているコインもあれば、一発逆転も狙える超マイナーなコイン(通称:草コイン)もあります。
(ビットコインとアルトコインの関係を表した画像)
個人的には、ビットコイン or 暗号資産取引量第2位のイーサリアムがおすすめです。
「多少のリスクがあってもいいから、アルトコインで運用したい」という人は、以下の3つを基準に選ぶと良いでしょう。
- 多くの取引所で扱われているか。
- ホワイトリストに載っているか。
- どんなシーンで利用できるか。
暗号資産の3つのリスク
ご存じのとおり、暗号資産にはリスクがあります。
ここでは、絶対に押さえておきたいリスクを3つ解説します。
(1)価格変動リスク
暗号資産は株などに比べて、価格変動リスクが高く、短期間で乱高下することがよくあります。
2022年には、暗号資産の価格が暴落する事件がいくつかありました。
一番注目されたのが、世界No2の取引所であるFTXの破綻。
ビットコインをはじめ、多くの暗号資産銘柄の価格が約50%下落しました。
FTX の財務状態がヤバいことが、メディアで報道される。(実際ヤバかった)
それを知ったFTXユーザーが、「自分の預けた資産がなくなるかも」と不安に感じ、いっせいに自分の資産を引き出そうとする。
世界的に「やっぱり暗号資産って恐いな」という雰囲気になり、暗号資産を手放す人が増えて、価格が暴落する。
逆に、2023年には、「ビットコインがETFに承認されるかも!」という期待感から、価格が上昇し、年初来高値を更新しました。
カンタンにいうと、ビットコインを証券みたいに手軽に売買できるようになること。
手軽に売買できれば、「暗号資産を買う人が増え、価格が上がるのでは!?」とみんなが予想する。
「ビットコインが正式にETFに承認される前に、ビットコインを買っておこう!」というトレンドが生まれた。
(2)取引所がハッキングされるリスク
2018年にコインチェックで、約 580億円相当の暗号資産NEM(ネム)がハッキングされるという大事件が起きました。
画像(素材は保存済み)
引用元:産経新聞
ちなみに、私もガッツリ被害を受けました。
主な原因は、コインチェックのセキュリティ対策がダメダメだったとのこと。
この事件を受けて、日本の全ての取引所はセキュリティ対策を徹底するようになりました。
具体的には、暗号資産をオフラインで管理する「コールドウォレット」という手法が使われるようになりました。
取引所を利用するときは、必ず「コールドウォレットで管理しているか」をチェックしましょう。
(3)海外取引所の利用リスク
海外取引所では、日本の取引所にはない銘柄をたくさん取り扱っています。
暗号資産投資の上級者の中には、海外取引所お宝コインを探して稼いでいる人もいます。
しかし、海外取引所のほとんどは、金融庁から暗号資産交換業の登録を行っていません。
つまり、海外取引所は違法状態で、日本で営業しているのです。
具体的には以下のリスクがあります。
出金の拒否や、法外な出金手数料を請求される。
これまで連絡が取れていたのに急に連絡が取れなくなる。
海外取引所を利用する前に、無登録業者であるか必ず確認しよう!
無登録果者かどうかについては、以下の金融庁のリンクから確認できます。
>>>金融庁の公式HP
【レベル別】暗号資産の運用方法【7選】
画像
ここでは、暗号資産の運用方法を7つ紹介します。7つのうち、正解の運用方法はありません。
それぞれの運用方法のメリット・デメリットを理解し、あなたにあったものを選びましよう。
(1)安く買って高く売る:現物取引
一番シンブルな「売り買いを繰り返す」方法です。
この方法は、売買する回数が多くなるのが特徴です。
なので売買手数料が安い取引所を選びましょう。
名称 | bitbank | SBI VC Trade | GMOコイン | BitTrade | Coincheck |
売買手数料 | メイカー: -0.02% テイカー: 0.12% ※一部銘柄を除く | メイカー: -0.01% テイカー: 0.05% | メイカー: -0.01% テイカー: 0.05% | メイカー: 無料 テイカー: 無料 | BTC手数料無料 |
また、少しでも稼げる確率をアップさせるには、常に最新情報をキャッチアップし、こまめにチャートを確認する必要があります。
暗号資産に関する最新情報は、以下の3つのメディアが信頼性が高いので、おすすめです。
現物取引のメリット・デメリットをまとめるとこんな感じです。
少額から始められる。
難しい手続きがない。
こまめに最新情報やチャートをチェックする必要がある。
価格変動に一喜一憂しやすい。
(2)毎月コツコツ稼ぐ:積み立てサービス
暗号資産の積み立てサービスとは、毎日 or 毎月決まった金額の暗号資産を、自動で積み立てできるサービスです。
例えば「毎月1万円分のビットコインを購入する」といった感じです。
積み立てサービスのメリット・デメリットをまとめるとこんな感じです。
安定した収益が期待できる。
高値掴みのリスクを抑えられる。
手間がかからない。
大きく稼ぐことはできない。
積み立て手数料が発生する。
(3)暗号資産を預けて利子で稼ぐ:レンディング
レンディングは、銀行預金の利子とほぼ同じしくみです。
暗号資産を預けることで、定期的に利子を受け取れます。
(画像)
ビットコインやイーサリアムなど、それなりに歴史がありメジャーな銘柄は、割と価格が安定している銘柄は利率が低いです。
一方、最近リリースされた無名な銘柄は、利率が高い傾向があります。
利率の高さは魅力的ですが、大き目な事件が起きると、暗号資産の価値がほぼゼロになってしまうリスクがあります。
運用に手間がかからない。
利率の高い銘柄もある。
途中解約をする場合、手数料が発生することがある。
(レンディングできる取引所の一覧表)
(4)暗号資産を預けて報酬を稼ぐ:ステーキング
レンディングと同じく、暗号資産を預けて稼ぐタイプの運用方法です。
(5)ゲームで遊んで稼ぐ:GameFi(ゲームファイ)
「プレイすることで暗号資産がもらえるゲーム」、その名も GameFi (ゲームファイ)。
2021年にはアクシーインフィニティという、ポケモンみたいなゲームファイが登場し、海外で話題となりました。
翌2022年1月、STEPNというゲームファイが登場し、一部の日本人の間でブームになりました。
画像
STEPN では運動すると、GST という暗号資産がもらえます。
価格は当初150円ほど。
「運動するだけ」というお手軽さもあり、プレイヤーの数はどんどん膨れ上がり、ピーク時には1GST=1,000円に達しました。
私もゲームリリース当初から始め、ビーク時は歩くだけで1日2万円ほど稼げました。
しかし、その後バブルがはじけ、現在は1GST=2円にまで下落。
100万円以上の爆益を出したプレイヤーがいる一方で、初期費用を稼げないまま引退するプレイヤーも、、、
ただ最近は無料で始められるGameFi (ゲームファイ)も増えています。「お試しでプレイしてみて自分に合っていたら課金」というスタンスもアリです。
>>>【2023年最新版】無料で遊べるおすすめゲームファイ(NFTゲーム)19選【初心者OK】
(6)分散型取引所(DEX)で稼ぐ:Defi
コインチェックやビットバンクなどの取引所と違い、管理者が存在しません。
このような取引所をDEX(分散型取引所)といいます。
で、DEXで資産運用することをDefiといいます。
DEXは誰がどうやって動かしているの?
DEXは、スマートコントラクトというプログラムで管理されています。
DEXでは人件費がかからない分「一般の取引所よりも報酬が高い」。というメリットがあります。
またDEXでステーキングすることで、通常のステーキング報酬の他に、オリジナル暗号資産をプレゼントされるチャンス(エアドロップと言います)もあります。
わたしもこの手法で、2023年に300万円ほど稼ぐことができました。
逆に、ほとんどのDEXには、お問い合わせ窓口がありません。
わからないことがあっても、自分で調べる必要があります。
最近だとSOL(ソラナ)に特化したJitoというDEXが人気です。
こちらがJitoのサイトです。
うわっ!英語ばかりで難しそう、、、
Jitoを始め、基本的にDEXは英語対応です。
Google翻訳やDeeplなどの翻訳サイトを利用しながら、DEXの使い方を学ぶ必要があります。
わからないことがあっても、めげずに自分の力で調べられる人におすすめです。
ステーキング報酬が、一般的な取引所よりも高い。
エアドロップで爆益のチャンスがある。
基本的に英語&お問い合わせがないので、使い方を慣れるまでに時間がかかる。
(7)短期で爆益を狙う:レバレッジ
はじめに断っておくと、この方法はおすすめできません。
なぜなら、この方法は短期間で爆益が狙える可能性はありますが、失敗すれば借金が残るからです。
レバレッジ取引の仕組みをカンタンに説明します。
一般的な取引の場合で、10万円の暗号資産を買ったとします。当然ですが、価格が2倍になれば20万円に、半分になれば5万円になります。
(図解)
しかし、レバレッジ取引を使えば、手持ちのお金が10万円しかないのに、50万円分の取引
を
(図解)
事実として、レバレッジ取引を使って「億り人」になった人もいます。
しかし、人生の一発逆転を狙ったあげく、膨大な借金のみを残し、自己破産や一家離散になった事例も後を絶ちません。
「自分は自制心があるから大丈夫!」と思っても、人間は本質的にギャンプルにハマリやすい生き物です。
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レバレッジ取引を始める方は、ぜひ一読してください。
(大王製紙の 100億円溶かした本)